天体望遠鏡用オートフォーカスの作成(myForcuserPro2:MoonLight互換)
ラズパイが思ったより簡単に組みあがってしまったので、思いついたら即やってしまおうというもの
予算は約1万円程度で!(工具・消耗材は除く)
この手のパーツは思い切って複数の諭吉様の資本投下するか、根性据えて作るのどちらかだと思う。
myForcuserPro2が出ていたので、こちらを使ってMoonLight互換のフォーカーサーを作ってしまおう。
ちなみに、たくさんの人がUPしているので、ものすごく自作の敷居が低くなった。感謝!
いつも、回路考えて→基板に部品つけて配線→ブラケット作って→動かす。
僕の失敗ロジック・・・この途中経過で飽きちゃう。
機能を増やそうと余計に手を出して、作り直して・・・結果買うより高くつくとか。
今回は、一番鬱陶しいブラケットとケースを作ってから最後にコントローラー仕上げる手順で行こうかと。
1.モーター用ケースの作成
●用意するもの
①ステッピングモータ(2相バイポーラ:ST-42BYH1004)
※Amazonで爆安で売っているユニポーラ改造も考えたけど・・・。
(モーター分解して基板のRED線部分のパターンを切るとバイポーラになる)
NikonD750等をつけて動かすことも考えて静止トルクは結構必要かと。
静止時トルク=0.43N・mなので十分かと、そこそこ安い。問題はちょっと重い。
akizukidenshi.com
②miniDIN-4Pソケット×1
③アクリル板(キャスト)クリアブルー 150mm×200mm×3.0t
④ユニバーサルジョイントカップリング(Amazonとかで売ってる安いの)
2.作図
だいたいこんな感じ。1枚で十分に切り取れる。
組立イメージはこんな感じで。
3.加工と組立
出来上がったCADデータをDXF変換。
CNC4.03にCAMデータの取り込みをして。
「START」
OFFSET1.0mm(inside)→OFFSET3.0mm(inside)→POCKET2.0mm→OFFSET3.0mm(outside)。
CNCを使って加工→待つこと約40分。
ここから、まずminiDINソケットの取り付けを行う。(後付けはかなり厳しいと思うので)
miniDINソケットをがっちり固定して、配線をはんだ付け。(リード線は大体5cm位に切っておく)
モータ正面側に加工したアクリル板をはめ込んで。(ピッチの長いほうを配線側にしておく)
接着剤で「鬼」接着する。軸側にカップリングをつける(軸径5mm-8.5mm:VixenED70SS用)。
(購入したカップリングは5mm-8mmなので、ボール盤で8.5mmに加工し直し)
※今回使っているアクリル板材質はカナセライト(1300キャスト)なので、「アクリル樹脂接着剤」を使う。くっつけると2度とはがれません・・・
注:サンデー接着剤ではくっつかないです。(パッケージ似ているので要注意)
組立完成。
カップリング側。
バックサイドと張り合わせ部分に接着剤を流し込んでいく。(ここが緊張する)
4.配線の製作
●用意するもの
①miniDINプラグ4P×2
※たぶん市販のS端子でもいいと思うけど、今回は自作で対応。
(ひょっとすると、GNDピンとシェルがつながってると使えない・・・)
②MVVS0.2sq-4c×2m程(外径仕上がり5mm以下のもの)
まず、MVVSを加工。
被覆を30mm位切り取って、シールドを分離。
精密ドライバーのマイナスがあると便利。
miniDINプラグを分解するとこんな感じ。
線の長さは15mm程度に。
色の指定はないので、両方とも同じ配列ではんだ付けして完成。
KForcuser2を作るために購入した物品リスト。
何とか予算内に収まりそう・・・。
大体、この辺の加工一式が終わるとあとは机の上でチマチマやってほぼ完成となる。
作業時間目安:約4時間。(まぁ途中休憩したり、テレビ見たりしたので・・・)
とりあえず、今日はここまで。
次はArduinoのプログラムと基板作り。